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出火元です。ふるいタイル張りの水廻りはとても寒く、ここに置いてあった古い電気ストーブから出火した様です。
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家中が煙臭い・・・
しかし焼けた半分側は使用されている建材は全て自然な素材ばかり、新建材が焼けた時の臭いは全くありません。
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解体がはじまりました。もの凄いホコリです。
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更地になりました。瓦は少し残しておきます、統一規格になっていない時代の瓦なので入手は出来ません。
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新築部分との繋ぎ部分に使用するため少し残しておきます。
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いよいよ建築が始まりました。土台は土佐ヒノキに柱は土佐の杉(直径は30cm以上)
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外装が仕上がりつつあります。既存の屋根との取り合わせも上手く生きました。
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1階のリビングはこの町の特産である手漉きの土佐和紙を貼ります。オーナーさん自らお手伝いです。
手漉き和紙なので素人さんも上手にはれます。厚手の和紙の調湿作用は木材以上です。
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普通の壁紙の施工価格は1平方mあたり¥2.500~ですが、手漉き和紙は1平方mあたり紙代だけで¥2.500程度です。
糊も普通の「ふのり」と呼ばれるものなので、後々アレルギー云々で悩まされる事も無く、剥がれ難いのです
和紙なので剥がれても修復は簡単です。
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薪ストーブはリージェンシーのF3000ゴールドフレーム
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ドアはオリジナルで米ヒバ(樹齢250年以上)
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各所に設けられたブレス(筋交い)がこの家の堅牢さを物語ります。
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腰壁は杉板、床板は欧州パインで仕上げられています。
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階段です。蹴上げは18.8cm踏み面は26cmと緩やかで上り易く降りやすい。
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この家の特徴はドアにあります。老人が生活しているので車いすでの生活を考えトイレや脱衣所のドアは2枚引きです。
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トイレの2枚引きを開けると開口は約1m、車いすでもゆっくり旋回出来ます。
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トイレは2つ広い方は1.8m×1.8mですカウンターは200年を超えた魚梁瀬杉です。
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来客用のトイレサイズは1m×1.8mです。
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2階です。
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ヒノキで造られたデッキです。
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外装は土佐漆喰です(半永久的です)
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例によって番外編
酷暑が続きます。そんな時の昼休みにはパンツ一丁になって仁淀川に飛び込みます。
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その日の仁淀川は仁淀ブルーではなく山のみどりを写してグリーンでした。
施工ポイント
火災で半焼した家の半焼部分を取り壊しを行い そこに残った家屋と連結して新しい家屋を建てる。
施工概要
- 所在地
- 高知県吾川郡いの町
- 家族構成
- 大人3人
- 構造・工法
- 在来木造軸組(木造在来)
- 竣工
- 2013年8月